耐火材を用いた防火システムを製造するポーランドのメルコル(Mercor)が、ロシア西部のリペツクに工場を新設する。現地当局によると、投資額は2億8,750万ルーブル(約400万ユーロ)に上る。
リペツク特別経済地区内にある3ヘクタールの敷地に床面積約6,000平方メートルの工場を建設する。当初、年初着工の予定だったが遅れているという。
メルコルは本社をグダニスクに置き、ポーランドのほか、チェコ、スロバキア、ルーマニア、ウクライナ、スペインに工場を持つ。主力製品は防火扉や防火窓、排煙設備、耐火塗料など。年初にはハンガリー同業のドゥナメンティ・トゥズヴェーデレムを1,524万ズロチ(約350万ユーロ)で買収した。
2016年3月期決算では売上高2億3,170万ズロチ、営業利益(Ebitda)1,950万ズロチ、純益950万ズロチを計上した。(1PLN=26.23JPY)