ハンガリーの石油・ガス最大手MOLは28日、クロアチア北部のメジムリェにある天然ガス田2カ所で現地子会社INAが試掘作業を開始したと発表した。総額6,400万米ドルのメジムリェ鉱区開発プロジェクトの一環。当初の生産量は2,000石油換算バレル/日(boepd)を見込む。
同鉱区全体の推定埋蔵量は10億立方メートル。INAは計5カ所のガス田を開発する計画で、2024年までに埋蔵量の大半を採掘すると予想している。同鉱区開発プロジェクトでは総延長100kmのパイプラインも敷設する。
今回はヴチュコベツとゼバネツの計2つのガス田で試掘を開始した。来年初頭にはヴカノベツ・ガス田でも試掘に乗り出す予定だ。
MOLの昨年の炭化水素生産量は10万3,900boepdだった。