スロバキアの投資グループEco、スロベニアの衛生用紙メーカー買収

スロバキアの投資グループ、Ecoインベストがスロベニアの衛生用紙メーカー、パロマ(Paloma)を買収することが分かった。複数のメディアが先ごろ報じた。パロマの株主総会は1,822万ユーロの増資計画を承認済みで、Ecoは新規発行株式の取得後、既存株主に対し株式買取りに関する条件を提示する予定。現在の最大株主は国営ファンドのスロベンスキ・ドルザヴニ(SSH)で70.97%を保有している。

今回の増資に当たっては昨年末にポーランドのワルシャワに拠点を置くプライベートエクィティファンド、アブリスキャピタルパートナーズ(Abris)が売却先として挙がっていたが、パロマの少数株主は好条件を提示したEcoによる買収を支持していた。

Ecoはパロマの事業拡張に7,000万ユーロを投じる計画。それに伴い従業員を200人増員する。Ecoは既にスロバキアの衛生用紙メーカーSlovak Hygienic Paperを傘下に置いている。

スロベニア北東部のスラトキ・ヴルフに拠点を置くパロマはトイレットペーパーやキッチンペーパーなどを年間6万8,000トン生産している。従業員数は765人。

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