トルコ統計局(TUIK)が3日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で8.79%となり、前月の7.64%から1.15ポイント上昇した。インフレ率の上昇は3カ月連続。エコノミスト予想の8.11%も上回り、今年1月の9.58%に次ぐ高水準となった。
項目別では、構成比重の大きい「食品・ノンアルコール飲料」が9.69%上昇したほか、「アルコール飲料・たばこ」(19.36%)、「その他の商品・サービス」(12.68%)、「医療」(10.58%)、「宿泊・外食」(9.96%)、「衣類・靴」(8.26%)、「家具・家庭用品」(8.21%)も大幅に上昇した。
一方、上げ幅が最も小さかったのは「通信」(4.49%)で、「運輸」(6.13%)、「住居費・公益料金」(6.69%)、「余暇・文化」(7.31%)も比較的緩やかな上昇にとどまった。