シェル、ラトビア小売市場に再参入

英蘭石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルがラトビアの小売市場に再参入する。首都リガでシェルブランドのガソリンスタンドがこのほど営業を開始したのを始め、年内に10店舗を整備する計画だ。

シェル・ガソリンスタンドを運営するのは現地燃料販売業者のバルチックフュエルリテール・パートナーズで、シェルとは昨年ライセンス契約を交わした。同社の親会社であるキプロス籍の投資会社オルマックス・インベスト(Olmax Invest)は今年2月、ラトビアのガソリンスタンドチェーン、トレスト・オイル(Trest Oil)を買収しており、リガ首都圏で展開する19店舗の一部をシェルブランドに名称変更して営業する。

シェルは2003年、ラトビア、リトアニア、エストニアのガソリンスタンド網をノルウェーの国営石油会社スタトオイルに売却し、バルト3国から撤退していた。

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