韓国自部品ヒュンダム、スロバキア工場を国内移転

韓国の自動車部品メーカー、ヒュンダム(Hyundam)が現在のスロバキア工場を国内移転し、新工場を開設する。8月30日付の現地英語紙『スペクテイター』が報じた。新工場を開設するのは北部ジリナ地方のリエタフスカー・ルーチカで、投資額は140万ユーロ。来年2月に着工し、年内に完工する予定。

新工場では燃料ポンプを年間150万個生産する。従業員を80人から130人に増員するとともに2交代勤務制を導入する。現地子会社のヒュンダム・スロバキアが現在借用しているジリナの用地は技術面及びキャパシティの点で不足しており、設備近代化に対応できないため移転に踏み切った。

ヒュンダムは燃料ポンプなど燃料系統の自動車部品を製造し、現代・起亜自動車、メルセデス、クライスラー、トヨタ、フォード、マツダ、スズキなどに供給している。2013年の売上高は3億3,600万ドル。06年に進出したスロバキアの他、米国、中国、インドに工場を持つ。

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