トルコの6銀行、ドウシュのイスタンブール港湾整備事業に協調融資

トルコの複合企業ドウシュ・ホールディング(Dogus)は8月31日、イスタンブールのガラタ地区の港湾整備事業に対し同国の6つの銀行からの協調融資を受けることで合意したこと発表した。プロジェクトへの投資額は45億リラ(約14億ユーロ)。古くからのクルーズ船の寄港地で歴史景観地区でもあるガラタ地区近くのカラコイに、クルーズ船用の新ターミナルや高級ホテルを整備する。完成は2018年10-12月期を予定する。

ドウシュと合意したのは、ツィラアト、イシュ・バンク、ヤピ・クレディ、フィナンスバンク、TSKB、ガラティ・バンクの6行。ドウシュのヒュスニュ・アルカン最高経営責任者(CEO)は、香港と上海のホテルグループが運営するペニンシュラホテルも同プロジェクトに対し5億リラを投資することを明らかにした。同CEOはまた、今回のプロジェクトにより700万人の外国人旅行者と50億ドルの収入が期待できると述べた。

ドウシュと同国のビリグリ・ホールディングは2013年、7億200万ドルでガラタ港の民営化プロジェクトを落札し、30年間の運営権を獲得していた。(1TRY=34.93JPY)

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