ウズベキスタン化学最大手、中国化工と合弁か

ウズベキスタンの化学最大手ナボイアゾト(Navoiazot)が、中国化工集団と合弁会社を設立する意向だ。26日付のWeb紙『イーストタイム』が伝えたもので、ナボイアゾトは同国で既存施設・設備をベースに外国企業との合弁計画を進めている企業リストに含まれているという。中国企業との取引で同社はすでに今年初め、CAMCエンジニアリング(中国機械工業集団グループ)にポリ塩化ビニール(PVC)工場の建設を4億3,980万米ドルで発注している。

この工場はPVCを年10万トン、メタノールを30万トン、苛性ソーダを7万5,000トン生産する能力を備える。2019年末に完工する予定だ。総投資額のうち、3億7,400万ドルを中国輸出入銀行が融資している。

ナボイアゾトは1964年の創業。窒素肥料、アクリル繊維、有機合成化学製品の製造を手掛け、1万人超を雇用する。

政府が民営化する戦略企業リストに含まれており、丸紅と三菱商事が株式49%を2億ドルで買収する方向で交渉中という。(東欧経済ニュース2014年10月22日号「中国輸出入銀、ウズベキスタンでPVC生産設備に融資」を参照)

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