キユーピーは9月29日、ポーランドの食品メーカー、モッソ(Mosso Kwasniewscy Sp.j.)からマヨネーズ事業を取得すると発表した。現地に完全子会社のモッソ・キユーピー・ポーランドを設立し、マヨネーズを中心とした調味料の製造・販売事業を引き継ぐ。欧州事業を強化する戦略の一環で、東欧市場開拓の橋頭堡とする方針だ。独禁当局の承認を経て、取引が年内に成立すると見込んでいる。
キユーピーは欧州を新規市場と位置付けて開拓を強化しており、昨年8月にオランダに法人を設立。今年4月から西欧市場で現地生産のマヨネーズの販売を開始した。
1985年設立のモッソはポーランドのマヨネーズ市場で4位(シェア6%)につける。従業員数は147人。2015年通期の売上高は7,950万ズロチ(約1,900万ユーロ)だった。(1PLN=26.28JPY)