トルコ自動車産業、今年は生産・輸出ともに過去最高の見通し

トルコ自動車工業会(OSD)は17日、今年の国内自動車生産台数が前年比7%増の約145万台に達するとの予測を発表した。輸出台数も少なくとも11%増の110万台に上り、生産台数とともに過去最高だった昨年を上回ると見込んでいる。

OSDによると、同国自動車大手のトファシュや仏ルノーなどの投資強化により、今年の国内自動車生産能力は200万台に拡大した。同国は近年、乗用車のほか商用車でも国際的な生産拠点として重要度を増している。

一方、国内販売台数は過去最高となった昨年の101万台から、95~98万台に減少する見込みだ。7月のクーデター未遂事件で政情不安が一段と高まり、消費が冷え込んだことが背景にあるとみられる。

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