安川電機がスロベニアに新会社、産業ロボットの需要増に対応

安川電機は20日、スロベニア南部のリブニツァに現地法人を設立すると発表した。制御装置を含めた産業用ロボットを開発・製造して欧州の顧客に販売するとともに、新たな供給網を構築して中東とアフリカ地域の需要も取り込む。現地メディアの報道によると、投資額は2,500万ユーロ。同社はすでにスロベニアでロボットを製造しているが、今後の需要増大が見込まれることから生産能力を拡大する。

新会社「ヤスカワ・ヨーロッパ・ロボティクス(仮称)」は資本金2,100万ユーロ。新工場の敷地面積は約3万平方メートルで、2018年9月から生産を開始する。20年までに約170名を新規雇用する。

安川電機は1996年、リブニツァに販売会社のヤスカワ・スロベニアとロボット製造のヤスカワ・リストロを設立した。中東欧ではポーランドとチェコにも販売・サービス会社を持つ。

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