米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズがスロベニア進出を計画している。中東欧事業の統括責任者が19日に明らかにしたもので、すでに政府と基本合意しているという。
ウーバーはまず首都リュブリャナで、ドライバー付きレンタカー仲介サービス「ウーバーX」を立ち上げる。また、同社として初めて電気自動車(EV)も投入する。
一方、タクシー業界からはウーバーの進出に反発の声が挙がっている。このため政府は、タクシー運転手の権利を保護するとともに、業界の不利益につながるようなウーバーのサービスに対して法的措置を講じることを検討している。
ウーバーは中東欧ではポーランドとクロアチアに進出済み。ただ、ハンガリーではタクシー業界の強い反発を受けて撤退に追い込まれている。