ブルガリア国家統計局(NSI)が先ごろ発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比でマイナス0.6%となり、下げ幅は前月のマイナス0.3%から拡大した。インフレ率のマイナスは8カ月連続。
最も価格が下がったのは運輸で3.7%のマイナスとなった。構成比重の大きい食品・ノンアルコール飲料も0.3%下落。通信(3.5%)、余暇・文化(0.6%)も値下がりした。
一方でアルコール飲料・たばこは2.4%、教育は2%、外食・宿泊は1.2%、住宅・水道・電気・ガス・その他の燃料は0.5%、医療は0.4%それぞれ上昇した。
同国のインフレ率は今年4月にマイナス2.2%まで低下した。その後7月にマイナス0.2%まで上昇したが、この2カ月で再び下げ幅が拡大している。