ポーランドの2016年自動車販売台数、過去16年で最高に

ポーランドの自動車市場調査会社サマールが12月27日発表した同国の2016年の乗用車、小型・中型商用車の販売台数(推定値)は約45万7,000台で、2001年以来の高水準なった。乗用車の販売台数は40万台を超え、小型・中型商用車も7%増加した。

同国では昨年9月に欧州排ガス基準「ユーロ6」を満たさない新車の販売が完全に禁止された。同規制をにらんだ駆け込み需要が、販売増加の一因とみられる。

ブランド別では12月20日現在、独フォルクスワーゲン(VW)グループのシュコダが5万2,393台を売り上げて1位。2位を争うVWとトヨタはそれぞれ4万5,798台、4万300台でVWが逃げ切る見通し。以下、オペル、フォード、ルノーが続く。

需要の67.5%を占める社用車では、シュコダ「オクタビア」がトップで、これに同「ファビア」、VW「ゴルフ」、オペル「アストラ」、フォード「フォーカス」が続いた。

自家用車ではオペル「アストラ」が1位で、トヨタ「ヤリス」が2位につけた。3位以下はシュコダ「ファビア」、オペル「コルサ」、ダチア「ダスター」となった。

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