仏キャンピングカーのトリガノ、スロベニア同業獲得へ

フランスのキャンピングカー大手トリガノは5日、スロベニア同業アドリア(Adria)の親会社であるプロテイ(Protej)の株式99.08%取得に向け、株主と独占交渉に入ったと発表した。買収による事業拡大を目指すグループ戦略の一環で、アドリアの取得を通じ大きなシナジー効果を狙う。買収額は1億8,000万ユーロとみられている。

トリガノによると、アドリアは1965年創業で欧州レジャービークル市場でも名が知られている。キャンピングカーやトレーラー、トレーラーハウスを製造し、2016年は3億5,000万ユーロ弱の売上高を計上した。営業利益率はトリガノと同程度という。従業員数は1,500人。

プロテイはACHホールディングを通じてアドリアの経営権を握っている。ACHホールディングはアドリアのほか、首都リュブリャナのホテルチェーンや自動車ディーラーも保有する。

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