ルーマニア自動車販売台数、1-11月期は16.7%増加

ルーマニア自動車製造・輸入事業者連合会(APIA)が2016年12月に発表した同国の2016年1-11月期自動車販売台数は12万8,106台となり、前年同期実績を16.7%上回った。年初予測の10%増を上回る伸びだ。乗用車に限ると16.2%増の10万3,938台。中古車輸入も23.4%拡大した。

乗用車のブランド別市場シェアではルノーのルーマニア子会社であるダチアが30.6%で、2位のフォルクスワーゲン(VW、10.6%)、3位のシュコダ(9.1%)に大きく水をあけている。

自動車購入者に占める個人の比率は30%だった。個人への販売のうち、買い替え奨励措置「Rabla」適用のものが5.6%減少する一方で、それ以外が大きく伸び、全体の増加幅は26.7%に上った。

1-11月期生産台数は5.9%減の33万7,745台へ縮小した。このうちダチアが30万288台、フォードが3万7,457台を占めた。モデル別ではダチアが上位3位を独占。1位は「ダスター」で14.2%増の17万8,574台、2位「サンデロ」は9.8%減の4万7,997台、3位「ロガンMVC」は0.2%増の3万8,437台だった。生産台数に占める輸入比率は89.6%で、前年同期から2.8ポイント縮小した。

ダチアの欧州連合(EU)販売台数は1-11月期に37万6,519台となり、前年同期から9.8%増加した。その結果、市場占有率(シェア)は0.1ポイント増の2.8%へ拡大した。

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