ミマキ、リトアニア印刷大手からデジタルインク事業など取得

インクジェットプリンターなどを製造するミマキエンジニアリング(本社:長野)は14日、リトアニアの印刷大手UAB ヴァイカ(UAB Veika)からデジタルインクの製造販売及びデジタル壁紙用メディアの販売事業の譲渡を受けることで合意し、事業譲受契約を締結したことを明らかにした。取引額は明らかになっていない。

ミマキは欧州連合(EU)加盟国である同国に製造拠点を設けることでユーロの為替変動の影響を減らすと共に、消費地の近くで生産することでコスト削減を図る。ヴァイカは今後、デジタル技術関連事業の一部とアナログ壁紙事業に集中する。

ヴァイカの2015年の連結売上高は1,530万ユーロ、純利益は210万ユーロ。譲渡事業の16年の売上高は250万ユーロ、営業利益は50万ユーロだった。リトアニアの他、ベラルーシにも拠点を4つ持つ。

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