タジキスタン、ロシアと原子力分野で協力合意

タジキスタンは2月27日、ロシアとの原子力平和利用提携に関する政府間合意を交わした。原子力分野で協力するための法的基盤の確立が目的。露国営ロスアトムのリカチェフ最高経営責任者(CEO)とタジキスタン科学アカデミーのラヒモフ総長が契約に調印した。

今回の合意により、研究用原子炉の設計から建設、認可、運営、閉鎖まで広範囲に渡り合同で進める道が開かれた。また、核廃棄物や使用済み核燃料の処理をはじめ、ウラン選鉱くずやウラン鉱石の採掘・加工施設の再生利用、放射性同位体の製造、農業・鉱工業・医学分野での核技術の利用、人材育成など多様な分野での協力が可能になる。

両国はまた、核エネルギーの平和利用の議論を深めるため、相互協調委員会の発足も検討する。

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