韓国斗山グループのチェコ子会社、斗山シュコダが先ごろ、インドネシアで蒸気タービンの大型受注を獲得した。東ジャワ州にあるグラティ・ガス火力発電所のブロック2を拡張し、コンバインドサイクル発電(ガスタービン複合発電)に更新する。今回のプロジェクトで使用するのは二重ケーシング構造の蒸気タービンで、出力は195メガワット(MW)。
斗山シュコダは2015年末にも、グラティ発電所のブロック3で198MWの蒸気タービンを受注した経緯がある。この案件はすでに韓国のEPC(設計・調達・施工)サプライヤーであるロッテ・エンジニアリングを通じて施工を完了している。
今回のプロジェクトを発注したのは、インドネシア国営電力会社PLNの子会社であるインドネシア・パワー。施工はEPCサプライヤーである親会社の斗山重工業(DHI)が行う見通しだ。