2017/3/29

総合・マクロ

露中銀が6カ月ぶり利下げ、政策金利9.75%に

この記事の要約

ロシア中央銀行は24日、主要政策金利である7日物入札レポ金利を10%から0.25ポイント引き下げ、9.75%とすることを決めた。利下げは昨年9月以来6カ月ぶり。27日から新金利を適用する。インフレが鈍化し、経済成長も見込 […]

ロシア中央銀行は24日、主要政策金利である7日物入札レポ金利を10%から0.25ポイント引き下げ、9.75%とすることを決めた。利下げは昨年9月以来6カ月ぶり。27日から新金利を適用する。インフレが鈍化し、経済成長も見込まれることから、金融緩和を通じて景気の回復を後押しする。翌日物レポ金利と翌日物預金金利も0.25ポイント引き下げ、それぞれ10.75%、8.75%とした。

同国のインフレ率は2015年3月の16.9%をピークに低下を続け、2月は4.6%まで下がった。また、原油価格が持ち直していることなどから、中銀は今年の国内総生産(GDP)成長率が昨年のマイナス0.2%からプラス1~1.5%に好転すると予測している。

中銀は声明で、「インフレの鈍化は予想以上で、インフレ期待も低下している。一方、経済は回復途上だ」とし、4-6月期と7-9月期にも利下げを実施する可能性を示唆した。