シュコダ自が過去最高益、中国の販売増加がけん引

チェコのシュコダ自動車が22日発表した2016年12月通期決算の営業利益は前期比30.8%増の11億9,700万ユーロとなり、過去最高を記録した。主力市場中国での販売増、人気モデル「オクタビア」の新モデルや新型SUV「コディアック」の投入、コスト削減などが奏功した。売上高は9.8%増の137億ユーロで、売上高営業利益率は7.3%から8.7%に上昇した。

販売台数は112万6,500台で、6.7%増加した。中国が13%増の31万7,100台と特に好調で全体をけん引。中国を除いたベースでは増加幅が4.8%だった。西欧は5%増えて45万4,000台となった。

シュコダは今年、小型車「ラピッド」と「シティゴー」、小型SUV「イエティ」など合わせて11の新モデルを投入する。また、4月の上海モーターショーでは2020年に発売予定の電気自動車(EV)のコンセプトモデルを公開する。

■クヴァシニ工場を強化

シュコダはまた、チェコ北部のクヴァシニ工場の年産能力を29万5,000台に強化する計画を発表した。投資規模は116億コルナ(4億2,800万ユーロ)。新SUV「コディアック」と、「スペルブ・リムジン」の増産が目的だ。これに伴い、雇用を2,600人増やす。(1CZK=4.44JPY)

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