墺建設大手ポル、ポーランド鉄道近代化工事を受注

オーストリアの建設大手ポルは24日、ポーランド国鉄のインフラ子会社(PKP PLK)から鉄道路線の近代化工事を4億8,500万ズロチ(1億1,400万ユーロ)で受注した。同社がポーランドで請け負う鉄道工事として過去最大規模となる。

受注したのはポズナニとピワを結ぶ鉄道第354号線で、線路延長は142キロメートルに上る。転轍器91台を更新するほか、一部で架線を改修する。踏切やプラットホームなどの改修・建設、制御・安全設備の近代化も実施する。

ポルによると、入札で提示額が最安だったのは他社だったが、ポルの工程計画の効率性と、工事に伴う鉄道運行休止期間の短さが評価された。

今回の近代化が完了すると最高時速は旅客列車で120キロ、貨物列車で80キロに高まり、ポズナニ~ピワ間の所要時間は旅客で従来の2時間から1時間20分に短縮する。(1PLN=28.09JPY)

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