ラトビア投資開発庁は16日、中国のインターネット通販最大手アリババ集団と旅行事業で長期提携を結んだ。アリババの旅行事業部門アリトリップが運営する中国最大の旅行ウェブサイトにラトビアの情報や旅行オプションを掲載し、中国人の旅行先としてラトビアの人気を促進する狙いだ。アリババは顧客に対しより幅広い旅行先を提供できる一方、ラトビアの旅行業者は同社と協力して中国人旅行客向けのプランを紹介できるメリットがある。
ラトビア投資開発庁のオゾルス長官は「アジア市場は近年、安定して良い成果を出しており、アジアの旅行業者は欧州での新たな旅行先を求めている。今回の提携により、アジアと世界でラトビアをアピールする前例のないチャンスを得た」と述べた。
ラトビア投資開発庁は関係省庁と協調して、中国人旅行客のビザ申請手続きを速める措置を取っている。
アリトリップは2億5,000万人の顧客を持つ。同ウェブサイトには欧州でフランス、ドイツ、イギリス、フィンランド、デンマークが掲載されている。