ブリヂストンは6日、先月25日にロシア・ウリヤノフスク州で乗用車用ラジアルタイヤの新工場を正式に開所したと発表した。ロシアおよび独立国家共同体(CIS)でタイヤ市場の拡大が見込まれることから、現地生産拠点を設けて需要に柔軟に対応する。
新工場はモスクワの東南東、約900キロメートルに位置するザヴォルジエ工業団地にある。ブリヂストンが90%、三菱商事が10%を出資するブリヂストン・タイヤ・マニュファクチャリング(BMCIS)が運営を担当する。日産能力は1万2,000本で、フル稼働時には800人を雇用する。
同工場は昨年9月に始動し、同12月から量産体制に入った。