露ヤンデックスの配車サービス、自動運転タクシー導入へ

ロシアの検索サービス大手ヤンデックスは5月31日、自動運転タクシーの導入計画を明らかにした。同社が提供するオンデマンド型タクシーの配車サービス「Yandex Taxi」に組み込む予定だ。

同社の公式ブログではテスト車両が無人で障害物を避けながら走行するビデオ映像が公開された。トヨタ「プリウス」をベースにした同社の自動運転車には、ナビゲーション、位置情報、コンピュータービジョン、機械学習に関連したシステムが搭載され、ヤンデックス・ナビゲーターやヤンデックス・マップで得られた情報が利用されている。同車はコンピュータービジョンと位置情報システムを用いて駐車スペースを探したり、道路標識を認識することができる。

同社は公道でのテスト走行を2018年中に開始する予定だ。Yandex.Taxiのイサエフ氏は、必要なソフトウエアは自社で開発したが、ハードウエアについては自動車メーカーなどとの共同開発を検討中だと述べた。

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