トルコ統計局(TUIK)が5日発表した5月の消費者物価指数(CPI)の上昇幅は前年同月比で11.7%となり、前月の11.8%から0.1ポイント低下した。インフレ率の低下は6カ月ぶり。過去12カ月の平均上昇率は9.1%だった。
構成比重の大きい「運輸(自動車用燃料を含む)」が15.8%の上昇にとどまった(前月は17.9%)。ほかに上昇幅が大きかったのは、「アルコール飲料・たばこ」(21.7%)、「食品・ノンアルコール飲料」(16.9%)、「医療」(13.3%)、「その他の商品・サービス」(11.6%)、「余暇・文化」(10.9%)、「宿泊・外食」(9.7%)、「教育」(9.5%)だった。
上げ幅が最も小さかったのは「衣類・靴」(3.2%)で、「通信」(3.7%)、「家具・家庭用品」(6.7%)も比較的緩やかな上昇にとどまった。