オーストリアの家庭用照明器具大手エグロは21日、ハンガリー北部にあるパーストー工場の拡張が完了したと発表した。工場棟(1万4,000平方メートル)と自動倉庫(5,600平方メートル)を新たに整備した。投資額40億フォリント(約1,200万ユーロ)のうち、6億5,000万フォリントを政府助成でまかなった。
エグロは1969年の創立で、チロル地方のピルに本拠を構える。装飾性の高いデザイン照明で知られる。また、LEDを中心に電球の生産も手掛けている。昨年は従業員4,000人で売上高5億ユーロ弱を計上した。
ハンガリーには1994年に進出した。パーストー工場の製品は世界50カ国以上に輸出され、昨年の出荷高は300億フォリント(約9,600万ユーロ)に上った。工場従業員は800人で、立地するノーグラード県でも有数の雇用数を誇る。(1HUF=0.40JPY)