独幹細胞バンク大手、ルーマニア同業と提携

欧州第2位の規模を持つドイツの幹細胞バンク、ヴィータ34(Vita 34)はこのほど、ルーマニア同業のベスマックス・ライフ・ソリューションズ(Besmax)と提携契約を結んだ。ドイツに匹敵する市場規模を持つ同国に進出する足掛かりとする。ヴィータ34によると、ルーマニアの臍帯血バンクの市場規模は1,400万ユーロに上る。

ベスマックスの親会社ライフ・ソリューションズグループは、産婦人科を始め様々な医療部門向けに血液バンク、血漿、ワクチンに関する事業を手掛けている。ヴィータ34は今回の提携により産院へのアクセスが容易になり、臍帯血や臍帯の入手と加工を行うための効率的な体制を確立できる。幹細胞の作成と冷凍保存はドイツのライプツィヒにあるヴィータ34の施設で行われる予定だ。

1997年に設立されたヴィータ34は欧州初の臍帯血バンク。同社の幹細胞バンクのこれまでの利用者数は16万に上る。

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