独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は7月25日、クヴァシニ工場で小型部品の自動倉庫が稼動したと発表した。必要時に必要な分量の部品を自動的に製造ラインへ供給でき、生産効率が向上するという。整備に当たっては、同社の物流関連投資として最大規模の800万ユーロ超を投資。コスト削減効果は最低で年間100万ユーロに上る見通しだ。
新しい自動倉庫では、部品を棚に収めるところから、棚から出して仕分けし、台車に乗せるまで、人の手をかけることなく行うことができる。シュコダ自のエルイェクラウス生産物流取締役は「自動化を進めることで効率性・生産性がさらに向上し、在庫を減らすことができる。また、従業員の身体的負担を減らす効果もある」と利点を強調した。
クヴァシニ工場ではSUV「コディアック」や旗艦モデル「スペルブ」を製造している。近く新しい小型SUV「カロック」の生産も始まる。