鉄鋼世界最大手のアルセロールミタルは先ごろ、ウクライナの鉄鋼子会社PJSCアルセロールミタル・クルィヴィーイリーフ(PJSC ArcelorMittal Kryvyi Rih、ドニプロペトローウシク州)の工場近代化に今後4年間で10億ドルを投資することを明らかにした。計画には設備改修のほか、取鍋(とりべ)炉、コークス炉バッテリーの建設が含まれる。年内に2億6,700万ドルを投資する。
PJSCは同国の圧延鋼板生産大手の1つで、特に長尺製品に強みを持つ。2015年の生産量は銑鉄550万トン、鉄鋼630万トン、圧延製品530万トン。16年の鉄鋼生産量は750万トンだった。