ハンガリー政府、EV助成措置を拡大

ハンガリー政府は8月29日、企業の電気自動車(EV)導入を促進するための助成措置について、対象を現在の1社当たり5台から35台に引き上げる方針を明らかにした。経済省は昨年、EV購入費の21%、最大150万フォリント(約4,900ユーロ)を助成する措置を導入していた。

これまでに助成対象となったEVは500台で、支出額は7億フォリント(約230万ユーロ)に上る。特に個人に対する助成額が増加しており、全体に占める割合は42%に達する。

このほか政府、EV用充電設備の設置を促すため、地方自治体に費用の全額を助成している。これまでに75の自治体の申請が承認され、443カ所に設置される見通しで、助成総額は計5億3,300万フォリント(約174万ユーロ)に上ると見られている。

現在、国内のEV登録台数は3,000台超で、車両登録税の免除などの優遇措置を受けている。同措置に対する昨年の政府の支出額は計20億フォリント(約650万ユーロ)に上った。

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