ハンガリー航空機製造マグヌス、ペーチ新工場に今秋着工

ハンガリーの航空機メーカー、マグヌス・アエロクラフト(Magnus)はこのほど、今秋に国内南部のペーチで小型飛行機工場の建設に着工すると発表した。ペーチ・ポガニー空港近郊に床面積7,500平方メートルの工場を整備する。年産能力は200機超で、105人の新規雇用を見込む。投資額1,700万ユーロのうち約660万ユーロを政府の助成で賄う。

マグヌスは現在、軽量な複合材料製の2人乗り飛行機を開発中だ。中国を重要市場に位置付けており、すでに同地で合弁事業を展開している。

マグヌスは同社初となる電動飛行機「マグヌス・eフュージョン」の生産も計画している。同機は独シーメンスと共同で開発を進めており、シーメンスがエンジンとバッテリー、マグヌスが機体をそれぞれ担当する。同機は2016年4月に本社のある東部ケチュケメート近郊の飛行場で処女飛行を行っている。

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