チェコ統計局(CSU)が11日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.5%の上昇にとどまり、上げ幅は前月から横ばいだった。
構成比重の高い食品・非アルコール飲料(5.6%)、自動車燃料含む運輸(2.7%)、住居・水道光熱費(2.2%)がそれぞれ上昇し、全体をけん引した。ホテル・レストラン(6%)も上げ幅が大きかった。家具什器・修繕は0.6%、郵便・通信は1.4%下落した。
同国のインフレ率は昨秋以降、上昇に転じ、今年3月には2.6%まで回復した。その後4月~7月には2%~2.5%の間を推移していた。過去12カ月(16年9月~17年8月)の平均インフレ率は2.0%だった。