米格付け大手スタンダード&プアーズ(S&P)はこのほど、ラトビアとクロアチアの格付け見通しを「安定的」から「強含み」に引き上げた。信用格付けはそれぞれ「Aプラス」、「BB」で据え置いた。
S&Pはラトビアについて、「労働市場が構造的に改善し、急速な景気拡大が見込める。このため、所得が持続的に向上していくだろう」とコメントした。また、財政運営も慎重な姿勢が続くと見込んでいる。
クロアチアについては、経済成長の継続で、財政収支のさらなる改善が見込める。流通最大手アグロコルの倒産も危機に発展しないとみている。