リトアニアのカウナス熱電併給施設(KTE)が、新施設の建設で中国の電力大手、大唐国際発電(北京)と合弁会社を設立する。新会社は資本金1億2,000万ユーロ。両社の折半出資とするが、KTEはインフラ設備や設計資産などの現物出資を行うため、現金負担は大唐国際発電よりも小さくなる。新設備の合計出力は約150メガワット。
KTEの現行施設は老朽化で環境基準が満たせず、2019年末で運転許可が切れる。このため、同社は新施設の建設に向けた提携パートナーを探していた。2年前には大唐国際発電に少数出資する北京能源投資集団と基本合意したが、契約に至らなかった。