独鉄鋼ヴッパーマン、ハンガリーで工場と物流拠点を開所

独鉄鋼中堅ヴッパーマンは9月22日、ハンガリー北西部のドナウ河畔のギョル・ギョニューに新工場と物流拠点を開所した。総床面積は3万3,000平方メートルで、209人を新規雇用する。投資額300億フォリント(約1,000万ユーロ)のうち約10%を政府の助成で賄った。

ヴッパーマンは新工場の稼働を通じ圧延鋼部門を強化する。同工場の酸洗・溶融亜鉛メッキラインの加工能力は年間で鉄鋼50万トンに及ぶ。

同社は主に溶融亜鉛メッキが施された熱間圧延ストリップ鋼やパイプを生産し、食品、包装、家具、医療技術、自動車、太陽光発電、環境技術などの分野に供給している。世界に9つの生産拠点を持つ。昨年の売上高は約5億2,200万ユーロだった。

ハンガリーは高付加価値製品を生産するドイツ企業にとって魅力的な投資先となっている。ハンガリー投資庁(HIPA)は2010年、ドイツ企業と6件の投資契約を締結し、1,067人の雇用を創出した。16年には契約数71、雇用創出数1万7,647人にまで拡大している。(1HUF=0.42JPY)

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