日本ガイシがポーランド工場に追加投資、NOxセンサー増産へ

日本ガイシは11日、排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)濃度を測定する車載用高精度センサーの生産能力を、現行の1,800万本から2019年1月までに2,500万本へ引き上げると発表した。これに伴い国内とポーランド工場の設備を増強する。投資額は約140億円。世界的に排ガス規制が厳しくなる中、排ガス後処理システムの精密な制御が一層求められるとみて、生産体制を強化する。

今回の投資では、NOxセンサーの心臓部に当たるセラミック素子を手がける石川工場と、センサー組立を手がけるポーランド・グリヴィツェ工場で設備を増設する。

NGKによると、NOxセンサーは自動車の排気管に装着され、排ガスに含まれるNOx濃度を100万分の1(ppm)レベルの高精度でリアルタイムに測定する。排ガス浄化装置の制御や故障診断に役立つ。

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