ポーランドの自動車部品卸売り大手インター・カーズ(Inter Cars)の事業が好調だ。オレコソヴィッツ社長は先ごろ現地日刊紙『パルキエット』のインタビューで、今後も年率平均15%の増収ペースを維持し、2020年には売上高100億ズロチ(23億6,000万ユーロ)の達成が可能との観測を示した。16年の売上高は前年比24.4%増の59億7,000万ズロチ(14億900万ユーロ)だった。
インター・カーズは1990年設立で、欧州連合(EU)を中心に自動車部品メーカー約500社から乗用車および商用車のスペアパーツを調達している。ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、クロアチア、ブルガリア、ラトビアなど中東欧市場を中心に顧客数は約2万1,000に上る。近年はガレージ用コンポーネントの販売や技術サポート提供にも乗り出している。
国内の営業所は235店、国外営業所は200店で、来年は国内外でそれぞれ20店程増やす計画だ。今年はギリシャとボスニア・ヘルツェゴビナにも進出した。14年に進出したイタリアでも事業が好調で、成長市場と位置付けている。(1PLN=31.35JPY)