チェコ中央銀行(CNB)は3日、主要政策金利である14日物レポ金利を0.25ポイント引き上げ、0.5%とした。利上げは今年に入って8月に続く2回目。金融引き締めを継続して景気の過熱を抑制する考えだ。ロンバート金利(上限金利)も0.5ポイント引き上げて1%とした。公定歩合(下限金利)は0.05%に据え置いた。
チェコでは好調な経済を背景に賃金が上昇し、インフレ率が目標を上回る水準で推移している。中銀は8月に9年半ぶりに金利を引き上げたが、その後もインフレ圧力が強まっていることから追加利上げに踏み切った。