ポーランド中央統計局(GUS)が11月30日発表した2017年7-9月期の国内総生産(GDP)伸び率は、実質ベースで前年同期比4.9%となり、速報値の4.7%から上方修正された。これは2011年10-12月期以来の高水準。
政府の子育て世帯支援策を追い風に、個人消費が4.8%伸びて成長をけん引した。純輸出高と投資もそれぞれ1.1%、3.3%増加して貢献した。
一方で記録的な低失業率と急激な賃金上昇を背景にインフレ率も上昇しており、中央銀行が来年、利上げを実施する可能性が強まった。11月のインフレ率は前年同月比2.5%で、2012年11月以来の高水準となっている。