アルバニアに国営航空会社エア・アルバニアが誕生する。同国のラマ首相は先ごろ、設立を支援するトルコ航空大手ターキッシュ・エアラインズと最終打ち合わせを行い、同社が来年に運航を開始する予定であることを明らかにした。アルバニアでは2011年に航空局がアルバニア航空のライセンスを整備不良による安全上の問題を理由に無効にして以来、航空会社がない状態が続いていた。
エア・アルバニアはティラナ空港を本拠地として、プリシュティナ(コソボ)、ポドゴリツァ(モンテネグロ)、サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、ザグレブ(クロアチア)、スコピエ(マケドニア)への乗り入れを予定する。
ティラナ空港からは現在、スロベニアのアドリア航空がリュブリャナ(スロベニア)に週10便のほかフランクフルトとミュンヘンにも運航、エア・セルビアはベオグラード(セルビア)に週6便運航している。エア・アルバニアによるバルカン半島の主要都市路線の就航により同地域、さらには西欧との交通の便の向上が期待される。