エストニアの電気機器メーカー、ハルユ・エレクテル(Harju Elekter)は12日、スウェーデンの技術商社セバブと、同社の子会社でプレハブ施設を製造するグリテクを買収する発表した。買収額は360万ユーロ。両社はハルユ・エレクテルの完全子会社となる。
ハルユ・エレクテルは2010年にスウェーデンに進出し、オートメーション関連装置などを供給してきた。同社は買収によってセバブが持つスウェーデン国内の供給ネットワークを活用し、顧客へのターンキープロジェクトの提供やサポート体制の拡充を図る。
スウェーデン各地に拠点を置くセバブは建設やインフラ、再生可能エネルギー向けに低・中電圧の開閉装置などを供給している。セバブとグリテクを合わせた2016年の売上高は1,200万ユーロだった。