ウクライナの新格安航空会社(LCC)スカイアップが今年4月から運航を開始する。初年度に国内・国際定期便に加え、国際チャーター便も就航させ、約65万人のウクライナ人乗客獲得を目指す。
国際定期便は首都キエフとバルセロナ、ドバイ、キプロスを結ぶ。国内便は今年5月末か6月初めに就航予定で、当初の路線はオデッサ~キエフ、ハリコフ、リヴィウ便となる。
国際チャーター便は当初、キエフ、第2の都市ハリコフなど主要都市と国外の16都市(トルコのアンタルヤ、バルセロナ、ドバイなど)を結ぶ。
スカイアップは運賃から預入れ荷物や機内サービスの料金を省き、低価格(キエフーオデッサ間で499フリヴニャ(約15ユーロ))を実現する。
当初はボーイングの小型ジェット旅客機「737-800型 ネクストジェネレーション」(NG、185座席)3機で業務を開始し、年内に4機に増やす。その後は年に2機ずつ増やし、2022年までに12機を保有する予定。最新鋭のボーイング「737MAX」も加える意向だ。
スカイアップは現在、国内の全空港と利用を目指して交渉中で、国内最大のボルィースピリ国際空港およびキエフ・ジュリャーヌィ国際空港とすでに契約を結んだ。同国航空最大手のウクライナ国際航空(UIA)との提携の可能性もある。
スカイアップは16年6月創立で、キエフを本拠とする。(1UAH=4.07JPY)