FCAセルビア、今年は7万台を生産予定

欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のセルビア子会社は2018年、小型ミニバン「フィアット・500L」を7万台生産する計画だ。現地日刊紙のダナスが先ごろ報じたところによると、この目標値は前年の生産台数とほぼ同水準に相当する。

セルビア子会社は、フィアット車をライセンス生産するザスタバの株式67%をFCAがセルビア政府から取得することで誕生した。その際にセルビア政府と交わした事業契約が年末にも失効するが、同紙によると、今のところ契約延長に関する具体的な話はないという。ただ、昨年末には新たな労使協定が締結されており、FCAがセルビア事業を撤退することはないとの見方が強い。

当局によると、同社の昨年1-11月期の輸出額は前年の9億3,000万ユーロを若干下回る8億7,200万ユーロだった。FCAとセルビア政府は同子会社の事業を近代化するため、計13億ユーロを投じている。

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