高級車大手の独BMWはこのほど、ロシアのカリーニングラードに子会社を設置したことを明らかにした。BMWは、今年3月末までにカリーニングラードで現地生産するかどうか最終決定すると予告しているが、今回の子会社設置でその公算が極めて高くなっている。
BMWは昨年3月、「1年後をめどにカリーニングラード工場を設置するかどうか決定する」と発表した。実施に向けては、政府と投資協定を結びたい意向で、昨年6月までに協定の主な内容を詰めるとしていた。
以前の発表によると、BMWは2段階に分けて、年産能力が各2万5,000台の工場を2つ整備する計画だ。投資規模は数億ユーロとみられている。
BMWは1999年以来、現地企業アフトトルと提携してカリーニングラードで組立生産を行っている。