スロバキア自動車生産台数、2年連続で100万台突破

スロバキア自動車工業会(ZAP)が16日発表した2017年の国内自動車生産台数は102万台となり、前年の104万台から1.9%減少したものの、2年連続で100万台を超えた。人口1,000人当たりの生産台数は189台で、世界最高を維持した。

メーカー別ではフォルクスワーゲン(VW)が35万4,000台、起亜自動車が33万5,600台、PSAプジョー・シトロエンが33万5,069台だった。今年はジャガー・ランドローバー(JLR)のニトラ工場が稼働する予定で、さらに活気が増しそうだ。

ZAPによると、工業生産高に占める自動車業界の比率は44%、工業製品輸出高では35%に上る。ただ、業界が成長を続けるには人手不足の解決が必要不可欠だ。このため、ZAPは長期的視野に立ち、需要に対応できる研修制度の整備や、欧州連合(EU)以外の出身者の雇用手続きを容易にすることなどを求めている。

なお、スロバキアの17年乗用車販売台数は9万6,085台と、前年実績を8.99%上回った。自動車販売台数は7.64%増の10万8,279台だった。

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