独高級車大手BMWは25日、チェコ西部のカルロヴィ・ヴァーリ州当局及び現地炭鉱会社ソコロフスカー・ウヘルナー(Suas)と、交通インフラ整備に関する契約を結んだ。同社の走行試験場設置に向け、建設に必要な道路敷設を州が担当する。また、Suasは用地の造成工事にとりかかる。
カルロヴィ・ヴァーリ州のヤナ・ヴィルドゥメツオヴァー知事(ANO)によると、接続道路のほか、駐車場、バス停車場、電気自動車(EV)向け充電設備などを整備する。工事費用は約4,000万コルナ(150万ユーロ強)と推定される。
BMWは先月、40億コルナ(1億5,600万ユーロ)をかけて、カルロヴィ・ヴァーリ州ソコロフに走行試験場を建設すると発表した。同社初の東欧開発拠点で、電気駆動車やコネクテッドカー、自動運転車のテストを実施する。
立地はSuasが運営していた露天掘り炭鉱の跡地で面積は500ヘクタール。2021年頃に開設する。雇用規模は最大400人に上る見通し。(1CZK=5.32JPY)