カザフ、アスタナ近郊に100MWの風力発電プラント建設

カザフスタン開発銀行(DBK)23日、首都アスタナの近郊に100メガワット(MW)規模の風力発電施設を建設する計画に対し、融資を行う方針を明らかにした。同施設を設置するのは同国のエネルギー大手CAPECグリーンエナジーで、総工費は461億テンゲ(1億1,600万ユーロ)。DBKが10年半にわたり305億テンゲを融資するほか、DBK子会社のDBKリーシングが設備購入に対しファイナンシャルリースの形で36億テンゲを融資する。

同施設はアスタナの東40キロメートルにあるコストマルに設置し、デンマークのヴェスタスから発電タービン15機を導入する。第1期工事は2019年半ばに完工の予定。発電容量は当初50メガワットで、第2期工事終了後に100メガワットに達し、1万世帯分の電力を賄えるようになる。DBKは同施設の稼働により、年間23万トンの温室効果ガスの削減が可能だとしている。(1KZT=0.34JPY)

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