ポーランドの非鉄金属大手インペックスメタル(Impexmetal)は、同国中部コニンにあるアルミ工場の生産能力増強に今後8年間で10億ズロチ(約2億4,000万ユーロ)超を投資する。圧延アルミの生産能力を年20万トンに倍増するとともに、アルミ鋳物は年30万トンに引き上げる。
増強計画の一環としてインペックスメタルは先ごろ、独機械設備メーカーのアッヘンバッハ・ブッシュヒュッテと2件の供給契約を結んだ。コニン工場に同社製の冷間圧延機を設置し、特殊アルミ合金のシートを生産する。投資額は1億1,500万ズロチ(約2,760万ユーロ)。圧延機の納入は2019年1-3月期、稼働開始は10-12月期を見込む。
インペックスメタルはポーランドの財閥ローマン・カルコシクの傘下。2017年1-9月期の売上高は前期比15%増の25億4,000万ズロチ(6億960万ユーロ)、営業利益は3.4%増の1億5,600万ズロチ(3,744万ユーロ)、純利益は5%増の1億1,500万ズロチ(2,760万ユーロ)だった。(1PLN=32.73JPY)