スウェーデンのベアリング大手SKFは1月31日、クロアチアの鉄道車両メーカー、コンサールKEV(Koncar KEV)と軸受部品の供給で契約を結んだと発表した。最新型の低床式電動車両(EMU)およびディーゼル電気車両(DMU)向けに、軸受と軸箱、関連機器一式を供給する。
SKFは2008年以来、コンサールの鉄道車両開発を支援してきた。SKFは今回、軸梁式軸箱、センサー付き円すいころ軸受ユニット(接地装置付き)、軸受温度監視システム、滑走防止システム用速度センサーのパッケージ一式を供給する。これによりコンサールはサプライチェーンの簡素化と製造工程の効率化を実現できる。
コンサールKEVはクロアチアのコンサールグループの電気鉄道車両部門。SKFがこれまで製品を供給した同社の車両は、EMUが20編成、DMUが1編成に上る。これらは全てクロアチアで組み立てられ、2015年から運行が開始されている。